2nd Round|過去最高のギャラリー数を記録!
田中章太郎が通算13アンダーで単独首位!
過去最高のギャラリー数を記録!
初日は4選手が6アンダーで首位に並び、さらに1打差に5選手、2打差に10選手もいる大混戦模様、しかも最高気温が25度という観戦日和ということもあって徐々にギャラリーの方が増え始め、最終的には一日としては過去最高のギャラリー数となる2,818人を記録しました。
もともと本大会はチャレンジツアーで最もギャラリー数が多い試合ですが、レギュラーツアーも経験しているプロたちの会話の中で、「本当にここの試合はギャラリーが多いよね。しかも今日は一段と多いんじゃない」という話も聞こえるほどでした。
そのように多くのギャラリーが観戦に訪れている中、大混戦から抜け出したのは、初日に首位グループにいた田中章太郎でした。
インスタートの田中は、インで3バーディーの後、アウトでも4バーディーを奪取して通算13アンダーで単独首位に立ちました。田中は、「初日はボギーが1つありましたが、今日はボギーフリーの7バーディーというように、とにかくショットが安定しています。今週使っている長尺パターも、良い仕事をしてくれています。“もっともっと伸ばせたかな”というくらい、とにかくショットが良かったです」と自信に満ちたコメントを残しています。
単独2位には初日5アンダーで5位タイにいた丸尾怜央でした。今日も6バーディー1ボギーの5アンダーで、通算10アンダーとしました。
丸尾はまだ18歳の若手プロながら昨年の「全英アマ」に出場。予選落ちしましたが、ツアー競技に出場した3試合すべてで予選通過。昨年、御殿場コースで開催された「アジアパシフィックアマチュア選手権でも単独4位に入る将来有望な選手です。
「インスタートの最初の10番でバーディーが来ましたが次のホールでボギー。嫌な感じになりましたが、15番、16番のバーディーで流れを良くすることができ、アウトでも3つのバーディーにつなげることができました。途中でアマチュア競技で競っていたアマチュアの浅田千年樹(せんじゅ、17歳)が今日は7アンダー、通算8アンダーで上がったのを途中で知ったのも良い刺激となっています。明日は最終組なので、しっかり優勝してプロとして賞金を稼ぎたいです」プロ初優勝へ意欲をみせていました。
通算9アンダーの3位タイには、初日首位組の香川凛央が「5番でティーショットをOBしたのが残念です」と悔いを残しながらも3つ伸ばしました。また、初日4アンダーで10位タイだった照屋佑唯智が、「グリーンの状態がとても素晴らしいのでラインも読みやすく、パットの調子が良く」と言うように、1イーグル、4バーディー、1ボギーの5アンダーをマーク。
さらに、「右手首の甲側に痛みがあって欠場も考えていたほどだったのですが、それが逆に良かったのかな」と言う木村太一が初日3アンダーの20位タイから6バーディー、ボギーフリーで回って3位タイに浮上。
台湾のヨウ イクシンも、初日2アンダーの34位タイから7つ伸ばして大きくジャンプアップ。「父が日本ツアーで活躍していたヨウ ショウテイで、父に教わっています。日本のコース、特に太平洋クラブのコースは綺麗で大好き。QTも益子PGAコースで受かりました。今日もグリーンの良さのお陰です。今日の11.5というグリーンスピードは台湾ではありえないです。7くらいしかありませんから」と、グリーンの素晴らしさを強調していました。
最後のもう1人は、初日5アンダーで5位タイだった鈴木海斗で、「どういうゴルフをしたか思い出せないほど疲れ切りました。13番のパー5でボギーを叩いてしまったのがもったいなかったですが、終わってみれば、今日も4アンダーで回れて良かったです」と振り返っていました。
明日はいよいよ本戦最終日。3アンダー51位タイまでの64名が決勝へ進出しました。雨予報も出ていますが、予選カットラインが3アンダーというハイレベルの試合になっていますから、ぜひとも観戦に訪れてみてください。