特集vol.5:「I’m a member.」太平洋クラブの名誉会員となったバッバ・ワトソンの素顔に迫る

2012年、2014年と“The Masters”のチャンピオンとなったバッバ・ワトソンが太平洋クラブの名誉会員となった。太平洋クラブのコースや施設、ホスピタリティなどをこよなく愛するバッバ。彼の「I’m a member」と誇らしげな様子をコースで見られるのはうれしい限り。

今回は、彼の人柄や経歴などについて
紹介しよう。

元バスケットボール選手の奥様と2人の子どもたちとの4人家族

バッバ・ワトソン(Gerry “Bubba” Watson)は1978年11月5日、米国フロリダ州バグダッド生まれ。愛称の「Bubba」は「大きくたくましい人」「兄貴」などの意味がある。身長191cm、体重82kgと長身・スリムな体型で、全身をフルに使った豪快なスウィングが特徴。2016年6月現在、世界ランキング12位。奥様のアンジー(同じくジョージア大学出身)は、カナダ出身の元バスケットボール選手で、身長193cmとバッバよりさらに長身。バッバはアンジーが子供ができない身体である事を理解した上で結婚。自身も子供好きであるバッバはチャリティ活動を通して「家族が必要な子供たちが沢山いる」事を痛感し、2012年のマスターズ優勝の直前に長男ケレブ、2014年に長女ダコタを養子にした。

愛する妻と2人の可愛い子供たち、そんな温かな家庭がバッバのゴルフを支えている。

1984 —
ロングドライブとメジャー制覇は6歳から始めた自己流のゴルフから

6歳の時、9番アイアンをカットしたクラブを父から与えられ、穴空きのプラスチックボールを打って遊んだことがゴルフとの出会いだ。以降、誰からも教わることなく、自己流で現在のスウィングを確立させた。

2000 — 2008
2006年からPGAツアーに参戦

その後、バッバはフォルクナー・ステート・コミュニティカレッジを経て、ジョージア大学にゴルフ奨学生として入学。2000年には同大学のゴルフチーム「ジョージア・ブルドッグス」をサウスイースタン・カンファレンスのタイトル獲得に導き、 2002年にプロとなる。2003年からPGAツアーの下部ツアーの「ネイションワイドツアー(現ウエブ・ドットコム・ツアー)」に参戦。初年63位、2004年37位と徐々に順位を上げ、2005年には21位でPGAツアー出場権を獲得。2006年よりツアーに参戦し、27試合で賞金ランキング90位、2008年には大学に戻って消費経済学の学位を取得している。

2010 — 現在
初勝利は2010年。「マスターズ」2勝を含めPGAツアー9勝名誉会員になって初のトーナメントで幸先良い優勝

賞金ランキングは、2006年90位、2007年55位、2008年58位、2009年60位とシード権は保持するもののなかなかふるわず。しかし、2010年6月の「トラベラーズ・チャンピオンシップ」で初優勝を含んで15位。2011年1月には「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」で2勝目、5月の「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」で3勝目を含んで16位。そして2012年4月は「マスターズ」での4勝目を含んで5位に。 2013年は未勝利で44位となったが、翌2014年2月は「ノーザン・トラスト・オープン」で5勝目を挙げ、4月には再び「マスターズ」で6勝目、11月のWGC(世界ゴルフ選手権)「HSBCチャンピオンズ」で7勝目を挙げて2位となり、2015年6月は「トラベラーズ・チャンピオンシップ」で8勝目を挙げて3位となった。2015年末の世界ランキングは4位。他、2008年の「CVSケアマーク・チャリティ・クラシック」、2010年の「ウェンディーズ・3ツアーチャレンジ」にも勝利。2016年シーズンは2015年12月にタイガー・ウッズがホストを務める「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」で世界の強豪18選手が参加する中、4日間通算25アンダーという驚異的なスコアで優勝。太平洋クラブのメンバーとして初めて出場するトーナメントでの勝利となった。

「飛ばし屋」として、
ドライビングディスタンス上位に君臨

バッバは、身長191cm、体重82kgと長身の割にはスリムで、だからこそ全身をフルに使った大きなスウィングからマンモスドライブが生まれるのだろう。初参戦となった2006年PGAツアーのドライビングディスタンス部門では、平均飛距離319.6ヤードを記録して1位と、ルーキーイヤーから既に飛ばし屋としての片鱗が伺える。

PGAツアー公式ドライビングディスタンス部門の平均飛距離

  • 2007年:315.2ヤード(1位)
  • 2008年:315.1ヤード(1位)
  • 2009年:311.4ヤード(2位)
  • 2010年:309.8ヤード(2位)
  • 2011年:314.9ヤード(2位)
  • 2012年:315.5ヤード(1位)
  • 2013年:303.7ヤード(5位)
  • 2014年:314.3ヤード(1位)
  • 2015年:315.2ヤード(2位)

様々なチャリティ活動にも取り組む慈善活動家としての側面

2008年頃からチャリティにも参加し、「バッバ・ワトソン基金」を設立。2011年6月には同じくPGAツアーメンバーのリッキー・ファウラー、ベン・クレイン、ハンター・メイハンとともにミュージックグループ「Golf Boys」を結成し、トーナメントスポンサーのファーマーズ・インシュアランス社のチャリティ活動としてミュージックビデオ「Oh Oh Oh」を発表。Youtubeで閲覧10万回ごとに1000ドルが同社より寄付される。4人の派手なパフォーマンスをぜひ、ご覧いただきたい。

「ピンクリボンキャンペーン」からヒントを得てピンクドライバーの制作を依頼

バッバといえばピンクドライバーでも知られる。2010年に父親のゲリーさんを喉頭癌で失った際に、乳癌撲滅の「ピンクリボンキャンペーン」に着想を得てPING社に「G20ピンクドライバー」の制作を依頼。2012年のマスターズ優勝時に使用し、同商品の売上げの一部はバッバ・ワトソン基金に寄付された。現在バッバが使用するのは、2014年9月発売の「G30ドライバーピンクバージョン」。1本の売上げに対し60ドルが基金に寄付されている。

Message

バッバ・ワトソンから
太平洋クラブ会員へのメッセージ

日本のみなさん、こんにちは。バッバ・ワトソンです。
2003年にプロになり、PGAツアー、海外ツアーで12勝を挙げました。
特に印象に残っているのは2012年と2014年の米国マスターズ。
そして毎年11月に訪れる太平洋クラブ御殿場コースでの太平洋マスターズも大変エキサイティングに感じています。壮大なレイアウトやコンディション、富士山を望む景観美も含め、大いにリスペクトすべきコースだと思います。
太平洋クラブが目指すのは、メンバーそれぞれの要件を満たし、全員が誇りに思うクラブになること。「Our Club, Our Course」をモットーに、メンバーと経営陣が互いに尊重し両輪となって、太平洋クラブをよりすばらしいクラブ、コースにしていくことを期待しています。
私もメンバーである誇りを胸に、プレーを楽しみ、より良いクラブライフを創っていきたいと思います。
(2015三井住友VISA太平洋マスターズにて)

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