スタッフ紹介Vol2:江南コース キャディ 杉川 依子さん。「キャディ歴8年目にして、初のトーナメント参加。そして、担当プロの優勝という経験。」

2015年5月14日〜17日に行われた「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」。日本ツアー初優勝を果たしたアダム・ブランド選手のキャディを務めたのが、8年目のベテラン杉川依子さんです。
ブランド選手とともに厳しい試合を戦い抜いた感想に加え、平時の仕事としてのやりがいについても伺いました。

優勝、おめでとうございます。キャディとしてアダム・ブランド選手を支えきった現在の気持ちを聞かせてください。

「8年目にして初めてのプロの試合で大変緊張しましたが、試合中は無我夢中で、とにかく一生懸命に取り組みました。結果には、ただただ驚いています」

こうした経験というのは、なかなか得難いことですね。

「はい、トーナメントのキャディをするのは滅多にないチャンスですし、まして日本プロのような大きなツアーで優勝選手につかせていただくことは、一生に一度あるかないかですから。本当にうれしいです」

プレイ中は和気あいあいとした雰囲気で、リラックスした印象でしたね。

「そうですね。緊張はしていたのですが、ブランド選手も『どこに住んでいるの?』などと笑顔で話しかけてくださって、少しずつ落ち着いてきました。他の選手の方もキャディの方も、いろいろと話しかけてくださって、とても楽しかったです。真剣な勝負の場でも、プレイ以外の雑談にまで話が及ぶほど、和やかにコミュニケーションがとられているのには驚きました」

4日間、ブランド選手とともにコースを廻られて、どの時点から優勝を確信されましたか。

「3日目終わったくらいで『もう大丈夫かな』と感じていました。とはいえ、やはり最終日は緊張しましたね。トップでのスタートでしたが、ブランド選手もそれまでのリラックスした表情とは全く変わって、緊張している感じが伝わってきました。とにかくそれまでのいいペースの邪魔をしないように、少しでも気持ちよくプレイできるようにと、それだけを考えていました」

具体的には、どんなことに気をつけられていましたか。

「リズムを崩したくなかったので、クラブを渡すタイミングなどが変わらないように意識しました。時々、風向きやコースを聞かれることもありましたが、身振り手振りを交えて簡潔に伝えるようにしました。

それから、私は英語ができないのですが、積極的に声をかけることも意識しました。『ナイスショット!』『ナイスバーディ!』と声をかけると、ブランド選手が笑顔になるんです。キャディには基本的なことですが、とても大切なことなんだなと痛感しました。優勝が決まった瞬間には、『サンキュー』と声をかけられ、握手をしていただきました。あの笑顔は忘れられません」

それは、すばらしい経験になりましたね。それでは、普段のお仕事についてもお伺いできますか。仕事の楽しみややりがい、意識していることなどについて教えてください。

「仕事の楽しさは、やはり毎日様々な方にお会いできることでしょうか。ですから、お客様が楽しんで、気持ちよくプレイできることを一番に考えています。一人一人のお顔や様子をみながら応対するようにしているのですが、『ありがとう』という言葉をかけていただいたり、満足げな笑顔を見せてくださったりすると、やはり大きなやりがいを感じます」

今後、どんなキャディになりたいですか。将来の夢や目標についてお話しください。

「こうなりたいという理想を掲げるより、日々の経験を積み重ねて、その中から様々なことを学んでいきたいですね。実は今回、ブランド選手の専属キャディさんが里帰りしていたため、急にご一緒することになったんです。『プロのキャディをやりますか』と打診されたとき、正直とても不安で…。でも、『せっかくのチャンスだし、やってみよう』と思ってお受けしました。そこでこのような素晴らしい経験をさせていただいて、改めて挑戦してよかったと思っています。これからも、様々なお客様との様々な経験を通じて、いいキャディに成長していきたいです」

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